モミの木の仕上がりの雰囲気について詳しく記載させて頂きます。
当工房は現在、柾目材のモミの木と板目材のホワイトアッシュ材を主な材料として制作をしております。モミの木は昨年の9月よりホワイトパインから変更させて頂きましたので、まだホワイトパインの画像が主になっておりますが、これから徐々にモミの木の画像を増やしていく予定です。
モミの木は柾目材になり、市場では板目材の方が多い為、あまり馴染みがない木目だと思います。モミの木の柾目材は通常の塗料方法では綺麗に色が入りません。色付きの家具を製作するには扱いが難しい為、おそらく市場には少ないのかと思います。当工房は研究を重ね綺麗に色が入る独自の方法で塗装をしております。パイン家具のような雰囲気と広葉樹の様な綺麗さと無垢の重厚感を研究を重ね表現しおります。独自の方法にて色付けをしておりますので市場にはない稀少さもあります。色については下記リンクに詳しく掲載しております。
https://hidejikoubou.com/iro.html
素材のページにも詳細を記載しておりますが、改めましてモミの木の柾目材について詳しく記載させて頂きます。
まず板目材と柾目材は丸太のどの個所から木取りをしているか下記に図を掲載させて頂きます。
板目は図の様に丸太の太さいっぱいの木取りが出来ますが、柾目の場合は丸太の太さの約半分程しかとれません。その為板単価は高くなります。柾目材の一番の特徴は、反りにくいという事です。板目材は木材の伸縮により板端から丸太の外側になる木表側に反りやすい性質があります。その点柾目材は木の中心を通って木取りを行うため伸縮差が少なく反りにくくなります。狂いの少ない非常に良い素材となります。
板目材は上記図の様に木表側に反りやすい性質があります。ただその特徴を踏まえ、板目材の場合は反りにくい様に考慮をして制作をしております。
柾目材も木材によっては多少の反りが出る場合もございます。そのそりも考慮しまして柾目材でも反りが出ないように工夫をしております。
次に板目材で出来たホワイトアッシュの家具画像を掲載させて頂きます。
板目はタケノコを割ったような木目になります。
次に柾目材のモミの木の画像になります。
板目材の板の真ん中部分の模様が無く真っ直ぐな木目が特徴です。ホワイトアッシュは特に木目がはっきりとしておりますので、違いが分かりやすいかと思います。柾目材は木目は真っ直ぐですが、モミの木は所々縦に入った「入り節」があり、無垢材の雰囲気はございます。まれにパインのような丸い節もあり、全体的には無垢材の雰囲気を残しつつ、すっきりとした印象になります。それと当工房では色付きの柾目材は、色の入り方を調整し、程よく濃淡が入るようにしておりますので少し使い込んだようなアンティークや古材の雰囲気が出る様に工夫をしております。節や濃淡が針葉樹の中では少なくなりますので、味のある雰囲気と木目の綺麗な雰囲気がちょうどバランスの良い材料かと思います。
無垢材は、製材後時間をかけ木材中の水分を抜いた後、家具として制作可能になります。人工的に水を抜く工程もありますが、モミの木は風通しの良い所に長い時間放置し天然乾燥をしておりますので、人工乾燥よりも木材の油分が残るため割れが少なく、木の香りが残り調湿性能が高く、木が本来持つ抗菌、防カビ効果も人工乾燥より高くなっております。
素材についての他詳細は「素材について」にも掲載しております。
オリジナル家具では下記アドレスの商品はモミの木の画像を掲載しております。
食器棚003 84×180×40 無垢ハイタイプガラス扉引き戸真鍮取っ手 | 無垢家具制作販売 宮崎県延岡市 ひでじ工房 (hidejikoubou.com)
ダイニングテーブル014 150×72×80 無垢4人~6人用 中太脚 脚位置端 | 無垢家具制作販売 宮崎県延岡市 ひでじ工房 (hidejikoubou.com)
ブログでは下記アドレスにモミの木の画像を掲載しております。
サイドボード カウンターテーブル TVボード 特注オーダー家具 追加更新しました。 | 無垢家具制作販売 宮崎県延岡市 ひでじ工房 (hidejikoubou.com)
ダニンぐテーブル引出付 オリジナル家具 モミの木素材 | 無垢家具制作販売 宮崎県延岡市 ひでじ工房 (hidejikoubou.com)
素材の変更についてのお知らせ | 無垢家具制作販売 宮崎県延岡市 ひでじ工房 (hidejikoubou.com)
板目材のホワイトアッシュも柾目材のモミの木もそれぞれに特徴があり、お好みでご検討頂けますと幸いです。最大限良いところを出していけるよう今後も努力して参ります。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。